杭州日本商工クラブ・蕭山日商クラブ合同、在上海日本国総領事館 安全セミナー、北京大成(杭州)法律事務所 セミナー開催

1. 概要

開催日: 2024年9月13日  (金)16:00~

主催:  浙江日本商工クラブ・蕭山日商クラブ  

会場: 杭州ヒルトンガーデンホテル

内容

【第1部】在上海日本国総領事館 領事部 高橋一平 副領事 様 安全対策セミナー

     講師 在上海日本国総領事館 高橋一平 副領事

【第2部】北京大成(杭州)法律事務所 日中労働法の違いから見る中国子会社の人事管理

     講師 北京大成(杭州)法律事務所 游庭華弁護士

【第3部】懇親会

2. 背景

今回のセミナーは、6月24日に蘇州で発生した日本人学校バス襲撃事件を受けて、在上海日本国総領事館様からの要請に基づき、日系企業向けの安全対策についてのセミナーを第一部として開催しました。また、昨今の中国経済の低迷、米中関係の悪化等を背景に、日本企業の中国子会社における人事管理の課題が増していることから、第二部では大成法律事務所の游弁護士による「中国労働法と日本労働法の違いと人事管理の留意点」に関する講演を行いました。

また、今般はじめての企画としてセミナー後に会員間の親睦を深める目的で懇親会も実施いたしました。

3. セミナーについて  

第一部: 在上海日本国総領事館による安全対策セミナー

  在上海日本国増領事館の高橋一平副領事により、最近の安全状況と、企業および個人として取るべき対策について説明がありました。最近、日本人襲撃事件が発生していることもあり、安全対策セミナーは非常に有効で興味深い内容でした。安全に関する関心の高さがうかがえました。

残念なことに、セミナー開催直後の9/18に深圳で日本人学校の男児が襲われ死亡するという痛ましい事件が起きました。また10月1日にも上海のスーパーマーケットで刃物による襲撃事件が発生し、18人が負傷し3名が亡くなるという事件が起きております。

今後この様なことが起きない為にも、安全対策セミナー等、安全に関するイベントに杭州日本商工クラブとしても注力して参りたいと思います。

第二部: 中国労働法セミナー 

  游弁護士が講師を務め、中国労働法と日本労働法の相違点、中国での人事管理の基本的な考え方や注意点について説明しました。特に、経済低迷や事業縮小に伴う従業員管理の課題について、実例を交えた具体的な対策が示されました。

第三部:懇親会  

セミナー終了後、商工クラブとしては初となる懇親会を開催しました。会員間の交流を深めることを目的に行われ、参加者同士がリラックスした雰囲気で情報交換や意見交換を行うことができました。料理も非常に好評で、特に領事館や游弁護士と直接対話する機会があったことで、普段のセミナーでは得られない交流が実現しました。懇親会についてはアンケート結果には反映されていませんが、参加者の感想を通じて、気軽に話せる雰囲気が非常に好評であったと感じています。

4. アンケート結果 

参加者からのアンケートでは、「非常に有益であった」「具体的な対策を知ることができた」との評価が多く寄せられました。特にセミナーの内容については、その実践的な情報と具体的な事例が役立つと好評でした。

5. 結びに  

今回のセミナーと懇親会が成功を収めたのは、在上海日本国総領事館様、大成法律事務所の游弁護士、会場となったホテルのご協力、そして何より参加してくださった皆様のおかげです。心より感謝申し上げます。今後も、会員の皆様が安心してビジネス活動を行えるよう、引き続き有益なセミナーやイベントを企画してまいります。

↑当日セミナーの様子

↑第三部 懇親会の様子              ↑懇親会 料理

以上

杭州日本商工クラブ事務局