杭州丘比食品有限公司(キユーピー)企業訪問

2024年9月28日(土)に杭州蕭山日商クラブと杭州日本商工クラブの共済での杭州丘比食品有限公司(キユーピー)様企業訪問(見学会)を開催しました。

はじめにキユーピー様から中国における発展の歴史、創業者の理念(特に他社にはない特徴な言葉である「親を大切にすること」=「いろいろな人に感謝する」)のご紹介をいただきました。また、キユーピーといえばすぐにマヨネーズが頭に浮かびますが、「実は玉子の会社なのです」とご説明いただきました。ちなみに玉子の殻は日本ではチョークの原料にもしているとのことでした。そのマヨネーズは現在では北京でシェア90%、上海でシェア60%、広州でシェア70%とのことであり、その内、業務用のシェアが60%~70%あるとのことでした。しかしながらマヨネーズは他社も力をつけ始めてきており、これからはドレッシングですと言われていました。そのドレッシングにサラダをつけて、さらに中国といえば朝食はお粥やマントウであったものが最近ではコーヒーとサンドイッチを食べる人も増加している流れにおいて、そこにサラダ、そしてサラダドレッシングだとのことでした(ひと昔前では中国で野菜と言えば必ず火を通した料理でしたが、健康のためも含めて生野菜を摂る人が増加してきた)。

そして、キユーピーとしては社会貢献から健康へ、即ち、野菜の摂取率の向上、それに責任を持ち、それらのメニューも作って生野菜にドレッシング、マヨネーズという組み合わせで皆様の健康の保持増進に貢献していくということに感銘を受けました。それらの対応により、多くの日系企業が中国での事業に苦しんでいる中、キユーピー中国では、依然として右肩上がりで成長しています。

ご説明の中で、どうしても覚えておいてください、という内容を二つ記載します。

一つ目は「3月21日はサラダの日としてキユーピーとして決めました」ということです。サラダの日(沙拉日)の中国語読みの音から321と勝手に決めたとのことでした。

二つ目はこれまでの記事を読んでいてお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、キユーピーの「ユ」は大文字が正式であることです。その理由はキューピーよりも、キユーピーの方がバランスが良いからとのことでした。

皆さんどうか、3月21日のサラダの日と、大文字のユについて、いろいろな場面で語っていただき、今回見学会を開催していただきご訪問させていただきましたキユーピー様の売り上げ拡大に貢献させていただきましょう!。

最後になりますが、改めてご参加の皆様と訪問先のキユーピーの皆様にお礼を申し上げます。

↑当日の様子
↑キユーピー様からのご紹介
↑キユーピー様からのご説明(総業からの歴史)
↑原材料の仕分け選別に関するご紹介
↑マヨネーズとドレッシング(私のいちおしのドレッシングは山椒のドレッシングです)

見学会の中でサラダと共に各種試食させていただきました。ありがとうございました。

↑参加者全員で記念写真

以上

杭州日本商工クラブ事務局