12月の杭州日本人学校②
チャレンジラン
運動の時間を活用したチャレンジランが実施されました。5分間でどれくらいの距離を走れるのか?その距離が記録として残ります。950mや1,000mなど、昨年と比べて記録が伸びている子どもが多くいます。中には、1,150mも走り切る子どもも出てきました。自分の目標にチャレンジし、体力づくりに一生懸命取り組む子どもたちです。この継続がさらなる成長につながります。
本校は、国際教育の研究に取り組んでいます。在外の地である杭州という環境を生かし、世界に羽ばたいていけるようなグローバル人材を育てることを目指しています。研究テーマとして「ひと、もの、こと」と進んでかかわり、発信し行動する子どもの育成を掲げて授業を提案し合っています。そこで、今回は、3年生と5年生の授業の様子を紹介します。まずは、3年生です。学級活動の時間で、テーマは日本と中国の食事マナーでした。ちがいはありますが、相手や周りの人を思いやるという背景があることに気付き、その上で他国での食事マナーをどうするかを考えていきました。子どもたちから、経験に基づいたたくさんの意見が聞かれました。5年生では、家庭科の学習が提案されました。日本の食文化の基本ともなる「だし」について考えを深めていきました。様々なだし入りのお味噌汁を試飲しながら、だしの正体を探り、だしの役割を解き明かしていきました。だしだけを飲んでみると、実は美味しくないという事実にびっくりしていました。日本文化のよさを発信する準備がしっかりとできた授業となりました。
東芝物流(杭州)有限公司見学(5年)
5年生は、社会科の学習で運輸と貿易について学びました。そこで、中国や杭州での具体的な運輸について学ぶため、東芝物流(杭州)有限公司にお邪魔しました。まず、およそ40名の社員の方々に迎えられ、ご挨拶をしました。その後、菊田様・千葉原様にご講義いただき、東芝物流の歴史や物流のしくみを教わりました。「物流を学ぶと世界が見える」この言葉通り、社会情勢や天災等が運輸経路に影響することを初めて知り、子どもたちは感心していました。倉庫では、大量の製品をリフトでスムーズにトラックまで運搬させる様子を見ることができました。1つの製品が届くまでに多くの人の手を経ていることを実感できる見学となりました。東芝物流の皆様、大変お世話になりありがとうございました。
以上
杭州日本人学校